AI生産工場@Vuelta 
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1 12/03(Sun) 20:01:18W (jpg/208KB)
仲間に虐待される勇者
勇者「俺は勇者!必ずや魔王を倒し世界に平和をもたらして見せます!」
王「おお…、勇者よ!なんて頼もしいんだ!!」
勇者「魔王を倒し、世界に平和を齎す事……それが我が一族の使命であります!」
民「きゃーー!!勇者様こっちむいてーー!!無事に帰ってきてください!!」
勇者「おお!愛する民たちよ!魔王を倒して必ずやこの城に戻ってこよう!」
子供「きゃあーゆうしゃさ…(転んでしまう)ふええぇ〜〜ん!」
勇者「おお、大丈夫かい?(駆け寄り手を差し伸べる)」
子供「うぅ…うっ、ぐすっ…」
勇者「いい子だ、ほら涙をふいて。君のその綺麗な顔が台無しだぞ?(子供の手を取り立たせる)」
子供「う、うんっ…!」
中年男性「勇者様…なんて清廉で男らしく高潔な方なんだ…。」
中年女性「あの方なら必ず魔王を倒してくれるわ!勇者様!頑張って!」
勇者「(爽やかに)ご声援ありがとうございます!」
そして勇者は最初の村に行き仲間を集める事にした。
そして集まったのは……。
1人目は賢者、2人目は屈強な戦士、3人目は美しい踊り子だった。勇者はこのパーティーで魔王討伐の旅に出発したが…。
賢者「ふああ…おい、勇者。茶を持って来い。」
勇者「えっ?またですか?さっき飲んだばかりじゃないですか」
賢者「黙れ!!(杖で勇者を何度も叩く。)早く持って来い出来損ない!!」
勇者「痛っ!分かりましたよ!ちょっと待ってください!」
踊り子「ねえ?私にもジュース持ってきて!あと、服も買いなさい!!」
勇者「あの……今はそれどころじゃ……」
戦士「勇者ッッッッ!!!!サンドバッグになれやあぁぁ!!!!(勇者の腹にガスッッッッと拳をぶつける)」
勇者「ぐえぇっ!ひ、卑怯だぞ貴様ら!!」
戦士「問答無用!!(ガスッッッッ!!!!ボコォッッッッ!!!!と勇者を殴りまくる)」
勇者「ぐあぁ……ご、ごめんなさい!調子に乗りましたぁ!許してくださいぃぃぃ!!(半泣きで謝る)勇者なのにぃぃぃ!!(ボコォッッ)あうっ!!」
賢者「遅い!!さっさと茶を淹れろ!!(勇者に魔法で電撃を浴びせる)」
勇者「ひぎいぃ!!痛すぎるぅぅ!!(びくびく痙攣して倒れる)……うう、何でこんな事に。俺は勇者なのに……ぐすっ。(泣きべそをかく)ああっ!」
踊り子「ねえ?!ジュース早く持ってきてよ!?この役立たず!死ね!」
勇者「ああっ!痛い痛い!痛いですぅぅ!!(半泣き)……ひ、ひぃっ!(逃げ出した)誰か……助けてぇええ!!勇者を助けてぇえ!!(大声で叫ぶ)うぅ……」
戦士「逃げんじゃねえええ!!!(追いかけて首を絞める)罰として服を脱げ!!(全裸にする)」
勇者「ひいいっ!?そ、そんなぁ……ああっ!やめてください!お願いしますぅぅ!!(半泣きで懇願する)はぁはぁっ……死ぬぅ……死んじゃうよぉ……。誰かぁ、助けてぇえ……!」
賢者「さっさと茶を持って来い!!」
勇者「(お茶とジュースの準備をして賢者と踊り子に全裸で渡す)賢者…踊り子…ジュースを持ってきたよ…。」
賢者「私には敬語で話せ!出来損ない!」
踊り子「そうよ!私達の奴隷のくせに!」
勇者「はい……分かりました……。す、すみませんでした……!賢者様、踊り子様……。こ、これがご注文のジュースとお茶です(半泣きで渡す)うう、ぐすっ」
踊り子「げぇーーーっ!まずい!(勇者にぶぅーーっ!!!とジュースを吹きかける)」
勇者「ぶあっ!(ジュースと唾がかかる)ひいいっっ!!熱いぃぃい!!(半泣きで咳き込む)うう、ひどいよぉ……。俺なんにもしてないのにぃ……ぐすっ」
戦士「オラァッッッ!!!勇者!俺の練習相手になれ!!(一方的に勇者を殴る)」
勇者「いやだぁぁ!!ごめんなさい!許してください!もう許してぇえ!!(ボコォッッと殴られる)ぐええぇっっ!!ひっ、ひいっ……たす、助けてぇえ……!!」
そんなある日、とある村にやってきた勇者一行。
村の子供「勇者さまー!(手を振る)」
村人の女性「あ!あれは勇者様だわ!」
勇者「やぁ!みんな、こんにちは!元気にしていたかい?(爽やかに手を振る)今日は何をしてたんだい?(子供たちの目線に合わせるためしゃがむ)」
子供「うん!みんなで草むしりしてたんだよ!勇者さまもやるー?楽しいよ!(楽しそうに笑う)ほら、この草抜くときれいな宝石がでてくるんだよー!すごいでしょ?」
勇者「おぉー!それはすごい!俺も手伝わせてもらっていいかな?(子供と一緒に草むしりをする)ふぅ、結構疲れるね。でも楽しいよ。ありがとう、みんなのおかげだね」
勇者は表向きは勇者らしく振る舞っていたが賢者、戦士、踊り子のイジメは酷かった。勇者は毎日のように傷だらけで宿に帰っては、いつも一人で泣いていたのだった。ある日の事、勇者たちはとある町で仲間を一人増やすことにした。その仲間とは……。
僧侶「初めまして勇者様。わたくし僧侶と申します。旅に同行させていただきますので何卒よろしくお願い致します。(深々とお辞儀をする)さあ、早く参りましょう!魔王を倒し平和な世界を作るのです!」
勇者「ああ、初めまして。じゃあ早速出発しようか!(爽やかに微笑む)あれ?そういえば君って女の子だよね?大丈夫なのかい?(心配そうに見つめる)危険だよ……。怪我でもしたらどうするんだい?」
踊り子「私だって女でしょうよ!!!!(勇者の頭を蹴る)死ねっ!死ねっ!奴隷のくせに偉そうに!(何度も勇者を殴る)」
勇者「いたたっ!!ごめんなさい!許してください!お願……ぐはっ!!(腹にガスッガスッと拳がぶつけられる)ひぎいいぃ!!(びくんと痙攣して倒れる)」
僧侶「まあまあ……。喧嘩はお止めなさい。(勇者を介抱する)大丈夫ですか?勇者様、お怪我はございませんか?(心配そうな表情で見つめる)さあ、行きましょう!」
賢者「勇者!!早くメシを作れ!!(勇者に魔法で電撃を浴びせる)」
勇者「ひいいっっ!!お、俺が作りますぅ!(半泣きで料理を作る)……はい、できましたぁ……(震え声で賢者に料理を手渡す)うう……ぐすっ」
賢者「(料理を見て顔をしかめる)何だこの汚いものは!?こんな物食えるか!!(勇者に蹴りを入れる)おい、魔法使い!この不味そうな料理を片付けろ!!早くしろ!(怒鳴りながら何度も勇者を電撃で攻撃する)」
勇者「うああぁっっ!!ひぎいいぃ!!……ううっ、ぐすっ……。わ、分かりましたぁ……。(泣きながら料理を片付ける)うぅっ……ぐすっ、ひぐっ……!」
戦士「勇者ァァ!!!(勇者の頭を何度も殴る)練習相手になれェェ!!!」
勇者「ひいいっ!!やめてぇ!殴らないでぇ……!(泣きながら許しを請う)いたぁ!痛いよぉぉ……ぐすっ、ひっく……!許してくださいぃ……ひぃぃん……!」
僧侶「勇者様、大丈夫ですか?(心配そうに見つめる)……泣いてばかりいないで。さあ、涙を拭いてくださいまし。(優しくハンカチで勇者の涙を拭く)少し休みましょうか?」
勇者「(泣きながら首を横に振る)いえ、大丈夫です。ご心配をおかけして申し訳ありません……。さあ、行きましょう!魔王を倒し平和な世界を取り戻すのです!(涙を拭いて立ち上がる)よしっ!がんばるぞー!」
踊り子「さあ、今日も張り切っていきましょう!(勇者の背中をバシッと叩く)魔王を倒しに行くわよ!ほら、さっさと歩きなさいよ。グズグズしてるんじゃないわよ。奴隷のくせに生意気なんだよ!(勇者の服を脱がして鞭で何度も叩く)」
勇者「ぐうぅ……。はい、分かりました……。(全裸で泣きながら四つん這いで歩き始める)ぐすっ、ひっく……!痛いよぉ……うう、ううっ……!(嗚咽しながら歩く)ぐすっ……」
踊り子「きゃはは!!!やっと奴隷らしくなった!オラッ!歩け!(何度も勇者を鞭で虐待する)」
勇者「ううっ……ぐすっ、ひいっ!……ひっく、うぅ……。痛いよぉ……ぐすっ(泣きながら四つん這いで進む)ううっ、ひっく……!(全身傷だらけで血まみれになっている)」
僧侶「………。(悲しそうな表情で見つめる)哀れなお姿ですね……。さあ、参りましょう勇者様!魔王を倒しに!(優しく勇者の手を握る)貴方には私がついておりますわ」
勇者「……魔王を倒して平和な世界を取り戻すんだ……そして皆が平和に暮らせるようにするんだ…それが…俺の使命だから…。(目が虚ろ)」
だが勇者は、この仲間達が嫌いだった。
賢者は口汚く罵り、暴力を振るい、勇者を奴隷扱いするし。戦士は勇者をいたぶりながら練習相手と言ってサンドバッグにするし、踊り子は憂さ晴らしに勇者を虐待する。そして僧侶は……。
僧侶「勇者様!回復魔法をおかけしましょう!(勇者の傷を治す)これでもう安心ですね!さぁ、参りましょう!魔王を倒しに!(手を差し伸べる)」
勇者「……。」
2 12/03(Sun) 20:02:48W
僧侶は回復魔法を使うなどして一定の気遣いを見せるが魔王を倒すという使命感しか持っていない。
それに回復魔法も、勇者の体にはあまり効果が無いようで僧侶の魔法で回復しても殆ど意味は無い。
そんか生活をしながらも魔王城へと近づいていたが、勇者の精神は限界を迎えつつあった。
戦士「オラアアアッッッッ!!!!(勇者の首を絞める)死ねッッ!!(腹にガスッガスッと拳をぶつける)オラッ!(ボコォッッ!!と勇者を殴りまくる)オラァァアアッッ!!死ねぇぇええッッ!!」
勇者「へ…へぶぅ…(白目を剥いて倒れる)あ……うぅ……(ピクッ、ピクッと痙攣する)あばっ…あばは…(泡を吹く)」
賢者「勇者!さっさと飯を作れ!(ガスッガスッと勇者を殴る)オラオラァッ!(ボコォッッ!!と勇者を殴る)」
勇者「うぅ……ぐすっ。は、はい……美味しいです……(虚ろな目)うぅっ……!ひっく……!」
踊り子「あははは!!死ね!(ガスッガスッと勇者を殴る)ほら!もっと鳴けよ奴隷がぁっ!!(ゲシッ!と勇者を蹴る)」
僧侶「勇者様!頑張ってくださいまし!(勇者を応援する)貴方ならきっと魔王を倒すことが出来ますわ!さあ、参りましょう!(手を差し伸べる)」
勇者「ぐすっ、うぅ……ぐすん……。はい……分かりました……(虚ろな目をして立ち上がる)行きましょう……!魔王を倒しに……!!ひっく、うぅっ……!ううっ(泣きじゃくる)」
そして勇者はボロボロになりながら魔王の城へと向かう。だが勇者の心も体も、既に崩壊寸前だった。そんな状態で必死に仲間達と共に魔物と戦っていた。
そんなある日…。
魔物「グオオオオオオ!!!!」
戦士「ぎゃあ!!」
踊り子「あんたいきなさいよ!(勇者を魔物の方へ突き飛ばす)」
勇者「ぐはぁ!!(魔物に斬りつけられる)ひっく……ぐすっ、あうぅ……!(よろめきながら立ち上がる)ま、負けないぞ……俺は……勇者だ……!ううっ……えぐぅっ……!」
魔物「グアアアワーッッッッ!!!(勇者に襲いかかる)」
勇者「うわぁぁっっ!!(ズバッ!と斬りつけられ倒れる)うう……ぐすっ、ひいっ……!痛いよぉ……ううっ!ぐすっ……!ひっく……!痛いよぉ……。ううっ……」
戦士「ひいっ!逃げるぞ!(勇者を置いて逃げる)」
賢者「私も逃げましょう!(勇者を置いて逃げる)おい、回復魔法を頼むぞ!(僧侶に回復を懇願する)早くしろ!私は死にたくないんだ!!(勇者を見捨てて逃げる)」
僧侶「分かりましたわ。賢者様!(回復魔法をかける)これで大丈夫でしょう。さあ、早く逃げましょう!勇者様も急いで!先に行きます!(勇者を置いて逃げる)」
踊り子「じゃあね!(勇者を置いて逃げる)もう、あんたなんていらないわ!死んじゃえばいいのよ!(涙目で戦士と共に逃げ出す)」
そして森の奥で取り残された勇者だったが…その時謎の黒髪の少女がやって来て魔物を倒す。
謎の少女「…大丈夫、ですか?」
勇者「(ボロボロで倒れる)……君、は…。」
魔王「私は……エルノンゲール。この地に住まう魔物の王。」
勇者「え…!?魔王……!?どうしてここに!?そんな……っ!(絶望の表情)ひっく……!ううっ、ぐすっ……ひいいぃっっ!!(泣きじゃくる)うぅっ……!」
魔王「落ち着いて。貴方が誰かは知りませんけど、私は人間に危害は加えません。(そっと寄り添い肩を貸す)手当をしましょう。」
[20:27]
勇者「ううっ……ぐすっ。ひっく……!(泣きじゃくる)うぅっ……!ひぐっ……!ありがとうございます……ぐすっ、ひっく……!(涙声で礼を言う)」
そして魔王城へ連れてこられた勇者は事情を魔王に話した。」
魔王「なるほど、貴方は私を倒しにきた勇者で、酷い目にあったと。そういうことですか?(勇者に問う)それでこれからどうするつもりですか?(勇者をじっと見つめる)貴方はどうしたいのですか?(優しく微笑む)」
勇者「ぐすっ、ひぐっ……。俺は……、魔王さんを殺したくない……です……。もう、こんな辛い思いをしたくない……ぐすっ、ひっく……!」
魔王「優しいのですね。では、私に出来ることはありますか?(勇者を見つめる)貴方の力になりたいのです。(手を差し伸べる)さあ、こちらへ。貴方はもう自由です。好きに生きると良いでしょう」
勇者「ぐすっ……ひぐっ……。ううっ、ぐすっ……。ありがとうございます……!(魔王の手を取り立ち上がる)ぐすっ、ひっく……!(泣きながら微笑む)俺は…勇者として選ばれたのに仲間に虐待を受け、毎日殴られた。ぐすっ、ひっく……!俺はもう……勇者で居たくない!自由になりたいんだ……!うぅっ……ぐすっ、ひぐっ……」
魔王「では、ここに住みますか?(優しく微笑む)そして私と共に暮らしましょう。貴方の名前は何というのですか?(勇者に問う)私はエルノンゲール。この土地を治めている者です。(微笑む)魔族ですが、私は人間を脅かすつもりはありません。平和に、静かに暮らしたいのです。」
勇者「ぐすっ……。俺の名前は……ハルドです。(泣きながら言う)俺はもう、勇者なんかじゃない……!ただの人間なんです……!」
魔王「私と共にこの城で暮らしますか?」
勇者「はい……!よろしくお願いします……。エルノンゲールさん……ぐすっ、ひっく……!うぅっ、ぐすっ……!(泣きながら笑う)俺はもう、勇者じゃないんだから……ただのハルドとして……」
それから勇者ハルドは魔王エルノンゲールと共に暮らし始め、共に過ごした。勇者ハルドはエルノンゲールの優しさに触れ、次第に心を許していった。
そしてエルノンゲールも勇者ハルドと過ごすうちに彼に惹かれていったのだった……。
勇者「エルノンゲール、ちょっと狩りに行ってくるよ。」
魔王「ハルド!そんな事態々貴方がしなくても…。」
勇者「なるべく自分の事は自分でやりたいんだ。エルノンゲールに迷惑をかけたくない。」
魔王「でも貴方はまだ身体が治ってないのですから、無理はしないで。私は貴方が居てくれるだけで嬉しいのです。ハルドが狩りに行っている間私は城で待っていますから、必ず帰ってきてくださいね?」
勇者「ああ。有難う。」
そして勇者は狩りをするために森で散策をしていると…出会ってしまった。
かつての仲間、自分を虐げていた踊り子と僧侶だった。
踊り子「なっ…!勇者!アンタやっぱり生きてたの…!?」
僧侶「勇者様!生きていたのですね!良かった……っ!(勇者に抱きつく)本当に……本当に良かった……!(泣き出す)心配しておりましたわ……!(涙を拭く)私はずっと貴方を探していましたのよ……?」
勇者「うっ……ひっく……。ひぐっ……!(虐待されていた事を思い出し恐怖に震える)あっ、ああっ!ああぁっ!!(勇者は僧侶を突き飛ばす。)うぅっ……!うああぁっ!!」
踊り子「何すんだよ!(勇者を殴る)ふんっ、生意気な奴隷め……!(再び勇者を殴る)ほら、さっさと行きなさいよ!(蹴飛ばす)」
勇者「い、嫌だ!!もう俺はお前達とは関わりたくないッ!!頼むから出て行ってくれっ!!俺は今、魔王と暮らしているんだ!!」
僧侶「………は?」
踊り子「え?今、魔王って言った?(勇者を見る)魔王と一緒に住んでるってどういうことよ……!アンタ正気なの!?(勇者の胸ぐらを掴む)ねえ!説明しなさいよ!!(怒鳴る)まさか……」
勇者「そもそも魔王エルノンゲールは人間と敵対するつもりなんて最初から無かったんだ。俺達は戦う必要なんてない…。俺は、もうお前達の所へは…戻らない…。(びくびくと震えながら)」
踊り子「な…なんで…どうしてよッ!?だ、だって私…貴方の事が好きだったのよ…?」
勇者「……は?」
踊り子「わ、私、が貴方を殴ったりしてたのは照れ隠しで…それくらい気づきなさいよ!クソ奴隷ッ!!(勇者を殴る)私、貴方が好きだったのよ!なのに何でそんな事言うのよぉッ!!(号泣しながら勇者を殴り続ける)あぁああっ!うわああぁぁんっ!!」
勇者「いたっ、いたっ、やめっ!いだいぃっ!ぐすっ、ひっく……!うぅっ……ひくっ……(勇者は泣き出す)」
僧侶「わ、私だって勇者様の事が……好き……でしたわ……!(涙目で勇者を殴る)貴方を愛しているんです!なのに何でそんな事を言うんですか!!(勇者を殴る)ああっ、うわああぁぁっん!」
勇者「やめろおおおおっっっ!!!(二人を突き飛ばす。)い、今更そんな事言われても、散々俺を殴る蹴るして助けてくれなかったお前らなんて、嫌いに決まってるだろぉ!!(涙目で叫ぶ)うわああっ!うああっ!ひくっ、ひぐっ……!うああぁっっ!!(泣きじゃくり逃げ出す)」
踊り子「ひ、酷い!(勇者を殴る)私を弄んだのね!?最低ッ!アンタなんて死ねッ!!(勇者を殴る)死んじゃえばいいのよおおぉぉっっ!!(泣く)」
僧侶「ひ、酷いですわ!(勇者を殴る)私達は勇者様を愛しているのに……!(泣く)ひぐっ、ぐすっ……。私達を捨てるというのですか!?(勇者を殴る)」
3 12/03(Sun) 20:05:02W (jpg/216KB)
勇者「(踊り子と僧侶から逃げるため走る)お前らなんか大嫌いだああぁああっっ!!(泣きながら走り去る)うわああぁぁああっっ!!うわああぁああーーっっ!!(号泣する勇者)」
踊り子「逃がすかァ!!(勇者を殴る)このクソ奴隷が!!(僧侶と共に追いかける)待てええっ!!(勇者を殴る)死ねえっ!!(僧侶と共に殴り続ける)死んじまえぇっ!」
僧侶「(勇者を殴る)待ちなさい!(勇者を殴る)逃げるなんて許しませんわ!(勇者を殴る)止まりなさいっ!(勇者を殴る)許さないわっ!」
勇者「ひっく、うっ……ひぐっ……!痛いっ!やめてくれぇ……!(泣きじゃくりながら逃げる)誰か助けてぇっ!!(勇者は逃げ続ける)ああっ!誰かっ、助けてくれえっ!!」
その時だった。勇者たちの目の前に暗黒のオーラが現れ、そこから魔王エルノンゲールが姿を現した。僧侶と踊り子は驚愕する。
かつて自分たちが奴隷のように扱っていた勇者が、本当に魔王に拾われていたとは思いもしなかったのだ。
魔王「………貴様ら。私のハルドに何をしている?(激怒している)私のものに手を出すなと。(暗黒のオーラを放つ)さっさと失せろクズ共ッ!!」
僧侶「え…!?ま、魔王…エルノンゲール……!?まさか、貴方が勇者ハルド様を……!?何故です!何故ですかぁっ!!(勇者を殴る)」
踊り子「なんでよッ!!おかしいじゃない!!(勇者を殴る)なんでアンタが魔王と一緒にいるのよおおおおお!!!!」
勇者「痛いっ!ひっく……!うわああっ!!もう、お前らの所に戻るもんかあぁっ!(勇者は泣き叫ぶ)ひぐっ……ぐすっ……。うわああっっ!!(号泣する)」
魔王「早く失せろ!私のハルドに手を出すな!(激怒する)私のものに触るなっ!(激怒しながら踊り子と僧侶を魔法を放つ)死ねえっ!クズ共がっ!!」
僧侶「え……(凄まじい魔力の波動にやられ気絶)きゃああっ!(倒れる)ぎゃああっっ!(同じく倒れる)ひいっ、助けてぇ……っ!!(泣き叫びながら逃げ去る)うわぁああんっ!!(号泣する)」
踊り子「や、やめてぇっ!ぐすっ……ごめんなさい!許してぇ!!(逃げる)うわああぁん!ごめんなさああいっ!!(泣き叫びながら逃げ去る)ひいっ、許してええぇっっ!!」
勇者「(逃げ去る二人の背中を見ながらゆっくり立ち上がる。)……助かった……の……か?(魔王に向き直る)あ、ありがとうございます。助けてくれて。本当に助かった。有難うございます……っ!!(泣きながらお辞儀をする)」
魔王「ハルド…。(勇者に抱きつく)良かった……!ハルドが無事で良かった……!(涙を流す)もう絶対に離しません、永遠に一緒ですからね?(勇者を強く抱きしめる)もう二度と離さない……っ!」
勇者「うん……。ありがとう、本当に嬉しいよ。(魔王を抱きしめる)俺は魔王と一緒に暮らすよ。もう、勇者なんかやめて、ずっと側にいるから……。(涙を流しながら微笑む)」
そして勇者は魔王城で暮らし始める。
魔王城でハルドはどんな風に過ごしているかと言うと、魔王エルノンゲールと共に暮らし、平和に暮らしている。
城内での元勇者ハルドの仕事は、家事全般である。魔王城にいる魔物達にご飯を作ってあげたり、掃除をしたりしている。
魔王エルノンゲールも手伝ってくれるが、いつも笑顔でハルドの手伝いをしていてくれるのだ。
正直、戦うよりもこう言った家事や料理をしているほうがハルドにとっては有意義なのである。
もう勇者に戻るつもりもないし、魔王と一緒に平和に暮らせればそれでいいと思っている。魔王もそれを望んでいるはずだし、何よりも大切な存在だ。
勇者「エルノンゲール!今日のご飯は豚のステーキだよ!美味しそうに出来たから沢山食べてね!(微笑む)エルノンゲールは、肉は好きだったよね?(皿を渡す)美味しいかな?(不安そうな表情を浮かべる)」
魔王「とても美味しいですよ!ハルドの料理は何でも美味しいです。私の為に頑張って作ってくれて、本当に感謝しています(微笑む)有難うございますね、ハルド。私は幸せ者ですね……っ!」
だが、ある日の事だった。
人間達の軍勢が魔王城を襲撃し始めた。
それを指揮していたのはかつて勇者を虐げていた仲間達である賢者、戦士、踊り子、僧侶だった。
賢者「魔王よ、貴様をここで討ち果たし我等が魔族を統べる為にお前を殺すっ!(魔法を放つ)」
戦士「ウオオオオオ!!!!勇者め!!裏切者めぇッ!!!殺してやるッ!!!」
踊り子「ハルド…私を裏切って魔王と愛し合ってるなんて許せない…奴隷の癖に…奴隷の癖にィィィッ!!(激怒)殺してやるっ!殺してやるわああっっ!!(激怒する。)」
僧侶「なんで勇者様が魔王なんかの味方になるのですか!?貴方が居なくなったせいで私は……っ!(激怒する)許せないっ!!絶対に殺してやるわああっっ!!(激怒する。)」
好き勝手に魔物を殺し、城に侵入しようとする人間達に魔王は激怒する。勇者は魔王の前に立ち、人間達の前に立ち塞がる。魔王は勇者の手を取り、言う。
魔王「ハルド……一緒に戦いましょう……!私達の力を見せてやりましょう……!」
勇者「いいよ、エルノンゲール。でも……君は俺が守るからね。絶対に。(魔王の手を握る)ずっと一緒に居ようね、エルノンゲール。ずっと一緒だからね……っ!(微笑む)」
踊り子「ハルド……!私は、あんたを信じていたのよっ!それなのに裏切るなんて酷いわっ!!(激怒する)絶対に殺してやるっ!(激怒する。)許さないんだからぁっっ!!(激怒する。)殺してやるっっ!!」
勇者「勇者なんてもうどうでもいいんだ。俺は君がいるならそれでいいから……っ!(魔王の手を強く握る)エルノンゲール、ずっと一緒に居ようね……っ!(微笑む)」
踊り子「話を聞けよおおおおおおおッッッ!!!!!!!何よ!!!何でぽっと出の魔王と仲良くしてんのよッ!!!私の方がアンタの事を愛してんのに何でよっ!(激怒する)許さないわぁっ!!殺してやるぅっっ!!(激怒する。)絶対許さないわよおおっっ!!(激怒する。)」
勇者「殺す、殺す……人間共めっ……!!殺してやるッ!!(激怒する。)魔王は俺が守るんだっ!!(剣を構える。)エルノンゲールは俺が守るんだっっ!!」
僧侶「そん…な…勇者様……なぜ魔王と……?そんな……嘘だ……嘘よ……!(絶望する。)信じないっ!絶対に信じないわぁっ!(絶望する。)殺す、殺してやるっ!」
勇者「黙れッッ!!!!!!一緒に旅をしていた時、お前らが俺にした仕打ちを忘れたのかッッ!!(激怒する。)殺してやるッッ!!(激昂する。)許さないぞ、お前らはここで俺が倒すッ!(剣を構えて突進する。)」
4 12/03(Sun) 20:05:35W
踊り子「あ……あぁっ……!(勇者の気迫に怯える)た、助けてぇっ!誰かぁっっ!!殺されるわっ!(号泣する。)死にたくないぃっっ!!(号泣する。)」
勇者「(魔王を庇いながら剣を振るい、人間達と戦う。)死ねっ!死ねええぇッ!!(激昂する。)殺すっ!殺してやるっっ!!(まずは踊り子の心臓に剣を突き刺す)」
踊り子「いやああああっっ!!ひいっ……!ひぃいいっ!やめてええぇっ!(悲鳴を挙げる)助けてええっ!誰かあっ!(助けを求めるが誰も来ない。)ひいぃっ……(絶命して倒れる)……。」
魔王「次は貴方よ。(僧侶の喉に魔法を放つ。)死になさい、愚かな人間よ……っ!(僧侶は血を吐いて倒れる。)哀れな者ね……惨めな最期だこと……っ!(嘲笑する)」
僧侶「そん、…な…わたしは、た、だ…ゆうしゃ…さま…を…(絶命し首を切られて倒れる)。……たす、け……て(息絶える)。ご、め……ん……なさ…………ぃ……。(絶命する。)」
魔王「バルド、お怪我はございませんか?(心配そうに見つめる。)」
勇者「大丈夫、俺は平気だよ。エルノンゲールが無事ならそれで良いんだ……。(微笑む)でも……(踊り子と僧侶の死体を見下ろしながら)……いや、他の奴らも早く殺そう。残りは戦士と賢者だ。」
魔王「ハルド…無理はしなくていいのですよ?(バルドに寄り添い)酷い事をされていたとはいえ元仲間なのですから…。(不安げな表情)貴方も辛かったでしょう?可哀想に……(涙ぐむ。)私が側にいますから……ね?(優しく抱きしめる。)貴方に辛い思いをさせたくありませんもの……」
勇者「エルノンゲール……(魔王を優しく抱きしめる。)有難う、でも大丈夫だよ。俺は君を守る為にここにいるんだから。君さえ居ればそれでいいんだ……っ!(微笑む)」
魔王「ハルド……(勇者を抱きしめ返し、涙を浮かべる。)私も同じ気持ちです……貴方が側に居てくれるだけで、私は幸せなのですから。(涙を流す。)泣かないで下さいね、私の愛しいハルド」
そして魔王と勇者は戦士と賢者の元へとやって来た。
戦士と賢者は怯え、身体を震わせながら魔王と勇者を見る。二人は怯える戦士と賢者にゆっくり近づく。そして戦士と賢者は恐怖に震え上がる。
賢者「わしは…わしは……もう、命だけは……どうか許して欲しいのじゃ……!(震え、怯える。)この通りじゃよ……頼む……!頼むから殺さないでくれぇっ!(懇願する。)うぅっ……」
戦士「ゆ、勇者…今まで悪かった……。許してくれぇっ!(号泣する。)もう二度と悪い事はしないっ!約束するからぁっ!(泣き叫ぶ)殺さないでくれっ!許してくれぇええっ!!(号泣する。)」
勇者「何を今更……(剣を構える。)悪いがお前等に恨みはあるんだ……死んでもらうぞッ!!(激昂する。)死ねええっっ!!(剣を振り下ろす。)死ねええっっ!!」
戦士「嫌あああっっ!!(絶叫する。)ああっ!嫌だあっっ!!(絶望の表情を浮かべる。)お願いだっ!助けてくれええっっ!!(泣き叫ぶ。)死にたくないっ!」
魔王「バルド……(勇者の肩にそっと手を置く。)もう良いのです、こんな者達に情けをかける必要はありません。貴方が手を汚す必要もありませんわ……(悲しげに微笑み、そして賢者と戦士を睨み付けながら黒いオーラを放ち魔法を詠唱する)。これで全て終わりです。消えなさい、愚かな者よ……っ!(魔王は魔力を解き放つ)死になさい!(賢者と戦士は黒い光に包まれて消滅した。)」
勇者「終わっ………た……。(剣を下ろすとその場に座り込む)終わったよ、エルノンゲール……!俺、ついに復讐を果たしたよ……(涙を流す。)全て君のおかげだ……っ!有難う……っ!」
魔王「ハルド……(優しく抱きしめる。)お疲れ様でした……よく頑張りましたね。貴方は立派な勇者ですよ……っ!(涙を流す。)こんなに傷ついて……痛かったでしょうに、辛かったでしょうね……!」
その後、魔王軍は人間達を追い詰め、遂に人間達の王を倒す事に成功した。そして勇者は魔王軍の英雄として称えられ、魔王を娶り幸せに暮らしたという。
世界は魔物達が支配する事になったが、エルノンゲールは温厚で無益な争いを好まなかったたため、
人間と魔族が手を取り合って暮らす平和な世界を築く事に成功したという。
5 12/03(Sun) 20:06:39W
エルノンゲールがヤンデレだった場合の奴。

戦士「嫌あああっっ!!(絶叫する。)ああっ!嫌だあっっ!!(絶望の表情を浮かべる。)お願いだっ!助けてくれええっっ!!(泣き叫ぶ。)死にたくないっ!」
魔王「バルド……(勇者の肩にそっと手を置く。)もう良いのです、こんな者達に情けをかける必要はありません。貴方が手を汚す必要もありませんわ……(悲しげに微笑み、そして賢者と戦士を睨み付けながら黒いオーラを放ち魔法を詠唱する)。これで全て終わりです。消えなさい、愚かな者よ……っ!(魔王は魔力を解き放つ)死になさい!(賢者と戦士は黒い光に包まれて消滅した。)」
勇者「終わっ………た……。(剣を下ろすとその場に座り込む)終わったよ、エルノンゲール……!俺、ついに復讐を果たしたよ……(涙を流す。)全て君のおかげだ……っ!有難う……っ!」
魔王「ハルド……(優しく抱きしめる。)お疲れ様でした……よく頑張りましたね。貴方は立派な勇者ですよ……っ!(涙を流す。)こんなに傷ついて……痛かったでしょうに、辛かったでしょうね……!…だから、これから魔王城に閉じ込めます。貴方が傷つかない様に。」
勇者「……え?」
それから魔王はハルドを魔王城の地下室に幽閉し、毎日のようにハルドに会いに来た。時には魔物の肉を持って来てくれたり、美味しい食べ物を持ってきてくれたりした。魔王はハルドに優しく接し、愛情を注いだ。
勇者「エルノンゲール……ここから出してくれないのか?(魔王が持って来たパンを齧りながら言う。)ここは、暗くて寒いし寂しい……。」
魔王「駄目です。この地下室には貴方を閉じ込める為に作ったのですから。貴方はここで暮らすのです……私と一緒にね?(優しく微笑む)寂しいのは我慢して下さい……」
勇者「そんな…俺は何処へも行かないのに……。エルノンゲールの傍にいたいだけなんだ……。(悲しげに魔王を見る)俺は、本当に君だけを愛しているんだ……っ!(叫ぶように訴える)だから、ここから出して欲しいんだよ……っ!」
魔王「駄目ですよ、ハルド。貴方はここで私と一緒に暮らすのです。貴方が私以外の者を見たり、触れたりするのも嫌なのです……。私だけを見て欲しいんですもの……(悲しげに微笑む)」
勇者「エルノンゲール……(魔王の言葉に涙ぐむ。)分かったよ、君の言う通りにする……っ!(泣きながら)俺は一生、君だけを愛して生きるよ……!約束するからっ!」
魔王「ハルド…!」
そして勇者は魔王城の地下での幽閉生活を続けて数十年。
ハルドは80歳になっていた。
魔王の甲斐甲斐しい看病と愛情のおかげでハルドは健康に暮らしていた。食事は魔物や人の肉、野菜や木の実など栄養のバランスが取れた物を食べさせられた。時には魔王城の中庭で、エルノンゲールとピクニックのような事もした。ハルドにとっては幸せすぎる生活だった。そしてそんなある日の事だった……。
勇者「エルノンゲール、おはよう。今日も綺麗だね……。(微笑み)愛しているよ……(キスをする。)ずっと一緒に居ような…。」
既にハルドは80歳だったが、魔王エルノンゲールは魔族であるため美しいままの姿を保っていた。その美貌とスタイルに見惚れていたハルドは思わずうっとりとしてしまう。魔王は優しく微笑み、そっとハルドの頭を撫でた。その優しい手つきにうっとりしてしまう。]
魔王「私もよ、ハルド……。貴方の事を心から愛しておりますわ……(幸せそうに微笑む)もう決して離しませんからね……っ!(強く抱き締める。)ずっと一緒ですわ……っ!」
だが、時は無常だ。
バルドはその翌年、老衰で他界した。ハルドが亡くなっても、魔王は彼に瓜二つの人形を作り、自分が亡くなるまで傍に置き続けた。そしてハルドが死んだ時から五年が過ぎた頃だった……。
魔王「ハルド……貴方は本当に、私を置いて逝ってしまいましたのね……。でも、大丈夫ですよ。私が貴方の傍におりますから……(微笑む)決して離れないと約束したでしょう?私も直ぐに参りますわ……っ!(魔王はハルドの人形を抱き締める)」
執事「魔王様!おやめください!もうハルド様の事は忘れて前に進みましょう!」
魔王「うるさい!私の邪魔をするな!!(執事を魔法で吹き飛ばし、人形のハルドに覆いかぶさる)ああ、やっとこうして二人きりになれましたね……(涙を流す。)私の愛しい人……」
執事「ぐっ…うう…魔王様…何を…するのですか…?」
魔王「お前などもう必要ないのですよ。人形と二人きりにしておくれ……(魔法で執事を部屋から追い出す。)私は永遠に貴方と一緒ですよ……(微笑む。)ずっと、一緒ですからね……」
そして魔王は人形のハルドを抱きしめながら息を引き取った。ハルドの人形は魔王が亡くなった後も、永遠に彼女の側を離れなかったという。めでたし、めでたし……
6 12/03(Sun) 20:08:47W
BADENDルート

勇者「俺は勇者!必ずや魔王を倒し世界に平和をもたらして見せます!」
王「おお…、勇者よ!なんて頼もしいんだ!!」
勇者「魔王を倒し、世界に平和を齎す事……それが我が一族の使命であります!」
民「きゃーー!!勇者様こっちむいてーー!!無事に帰ってきてください!!」
勇者「おお!愛する民たちよ!魔王を倒して必ずやこの城に戻ってこよう!」
子供「きゃあーゆうしゃさ…(転んでしまう)ふええぇ〜〜ん!」
勇者「おお、大丈夫かい?(駆け寄り手を差し伸べる)」
子供「うぅ…うっ、ぐすっ…」
勇者「いい子だ、ほら涙をふいて。君のその綺麗な顔が台無しだぞ?(子供の手を取り立たせる)」
子供「う、うんっ…!」
中年男性「勇者様…なんて清廉で男らしく高潔な方なんだ…。」
中年女性「あの方なら必ず魔王を倒してくれるわ!勇者様!頑張って!」
勇者「(爽やかに)ご声援ありがとうございます!」
そして勇者は最初の村に行き仲間を集める事にした。
そして集まったのは……。
1人目は賢者、2人目は屈強な戦士、3人目は美しい踊り子だった。勇者はこのパーティーで魔王討伐の旅に出発したが…。
賢者「ふああ…おい、勇者。茶を持って来い。」
勇者「えっ?またですか?さっき飲んだばかりじゃないですか」
賢者「黙れ!!(杖で勇者を何度も叩く。)早く持って来い出来損ない!!」
勇者「痛っ!分かりましたよ!ちょっと待ってください!」
踊り子「ねえ?私にもジュース持ってきて!あと、服も買いなさい!!」
勇者「あの……今はそれどころじゃ……」
戦士「勇者ッッッッ!!!!サンドバッグになれやあぁぁ!!!!(勇者の腹にガスッッッッと拳をぶつける)」
勇者「ぐえぇっ!ひ、卑怯だぞ貴様ら!!」
戦士「問答無用!!(ガスッッッッ!!!!ボコォッッッッ!!!!と勇者を殴りまくる)」
勇者「ぐあぁ……ご、ごめんなさい!調子に乗りましたぁ!許してくださいぃぃぃ!!(半泣きで謝る)勇者なのにぃぃぃ!!(ボコォッッ)あうっ!!」
賢者「遅い!!さっさと茶を淹れろ!!(勇者に魔法で電撃を浴びせる)」
勇者「ひぎいぃ!!痛すぎるぅぅ!!(びくびく痙攣して倒れる)……うう、何でこんな事に。俺は勇者なのに……ぐすっ。(泣きべそをかく)ああっ!」
踊り子「ねえ?!ジュース早く持ってきてよ!?この役立たず!死ね!」
勇者「ああっ!痛い痛い!痛いですぅぅ!!(半泣き)……ひ、ひぃっ!(逃げ出した)誰か……助けてぇええ!!勇者を助けてぇえ!!(大声で叫ぶ)うぅ……」
戦士「逃げんじゃねえええ!!!(追いかけて首を絞める)罰として服を脱げ!!(全裸にする)」
勇者「ひいいっ!?そ、そんなぁ……ああっ!やめてください!お願いしますぅぅ!!(半泣きで懇願する)はぁはぁっ……死ぬぅ……死んじゃうよぉ……。誰かぁ、助けてぇえ……!」
賢者「さっさと茶を持って来い!!」
勇者「(お茶とジュースの準備をしながら)……こ、この鬼畜どもめぇぇええ!!(泣きべそをかきながら叫ぶ)畜生ぉぉおお!!覚えてろよぉぉおお!!(泣きながら立ち去る。その後勇者を見た者は誰もいなかった。)」
それから勇者は全裸で森の中に消えて、二度と皆の前に姿を見せる事はなかった……。
そして裸で森を彷徨う勇者は、ゴブリンやオークなどの魔物の集団に遭遇してしまい……。勇者は無惨にも食べられてしまうのだった……。めでたしめでたし。おしまい。チャンチャン♪(ナレーション)

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